「研究計画書」という未知との遭遇
憧れていた大学に、税法免除対象の大学院があったというだけで、夢の官報合格をあっさり捨てて、大学院に行くことを決意した私でしたが、そこには「研究計画書」という未知との遭遇が待っていました。
大学院を受験するためには、研究計画書の提出は必須です。
しかし、その「研究計画書」なるものの書き方が全くわからない。
当然書いたことはないし、友人で修士の方たちは全員理系だから、教えてくれる人もいない。
本を読んだり、調べたりしたけれども、さっぱりわからない。
というわけで、私は専門家の指導を受けました。
結論から言って、受けて良かったです。
ここで、私の「非優秀」ぶりを少し説明します。
私は地方の三流(五流かも?)進学高校を卒業後、いろいろあって地元の短大、しかも夜学を卒業しました。
その後、「一応、大学くらい出ておくか」くらいの感覚で、法政大学法学部法律学科の通信教育過程に編入しました。
法政に入ったころは当然働いていたので、卒業してから就活をするわけでもなく、なにせ「とりあえず大卒」だったので、成績もギリギリ(ほとんど良か可だったと思います)、しかも在籍期間の定めがなかったため12年かけて卒業しました。
卒業論文は必修だったので、一応書きましたけど、これも一応レベル。読み返すのも恥ずかしい代物です。
というくらい「非優秀」な私なので、当然「研究計画書」なんて書けるわけがありません(キッパリ)。
話をもどして、専門家の指導を受けて良かった理由は、
その1、研究計画書で落とされている人が多いということ。
弊学は半分はここで落とされるらしいです。
なので、自分で書く自信がないなら、サクッと専門家の指導を受けるのも一つの手段だと思います。
その2、研究計画書で受かったようなもの(だと思っていること)。
弊学の入試は、書類選考(研究計画書等)と面接。
面接で、面接官3人のうちの1人(学部の助教)に「あくまでも私個人の意見ですからね」という前置きを3回くらい繰り返しされた上で、
「私はあなたの印象がとても良いです。研究計画書も、今の問答も、とても論理的です。」
と言われました。隣にいた院の教授も肯いて下さっていたので、正直なところ「受かったな」と思いました。
周りもしっかり準備してきます。
弊学の合格者の半数は、専門家の指導を受けていました。
私は個人の方に指導を依頼しましたが、ン十万かけて、大手予備校で指導してもらってくる人もいます。
研究計画書がダメなら、土俵には上がれません。
自力で土俵に上がる自信がないなら、プロの手を借りるのもアリだと私は思います。
ちなみに、私が払った指導料は5万円くらいだったと思います。
実際の研究計画書執筆については、次回に。
大学院進学を決めたきっかけ
私が大学院に進学しようと思ったのは、2016年の本試験後。
その年の本試験(事業税)に受かりそうもなく、このままだと法人税なんてとても無理だと思い始めたのと、当時の相方が「大学院も考えた方がいいんじゃないの?」と言ってくれたことがきっかけ。
それまでは「なにがあっても官報」と思っていたので、そこで初めて大学院について調べることになったのです。
検索で河合塾のこのページにたどり着く。ここからはもう簡単でした。
私が高校時代に志望していた大学名があったので、一瞬で決定。そこしかない。
というわけで、受ける大学はあっさり決まり。
受ける大学が決まったら、次は大学で行なっている説明会への参加ですね。これは可能な限り参加して、不明点をクリアしておいた方がいいと思います。候補が複数ある場合は特に。
説明会では、
・カリキュラム
・単位の取得方法(弊学は全てレポート)
・出席について(平日夜間と土曜に大学院に通えるのかなどの確認)
・出願についての注意(特に研究計画書について)
・修士論文について
そんなことを教授が説明してくれました。特に、修士論文については、本当に論文を書く心構えができているか、などを中心に結構クドクドと(失礼)説明していました。これは弊学が、「君たち、免除目的だからと言って甘やかさないよ、うちはガチで行くからね」というスタンスの大学院だからかもしれませんが(入学してから知ったけど)。
これは後日談ですが、私は説明会の質疑応答である質問をしたのですが、入学後、教授は私が質問をしたこと、質問の内容を覚えていてくれました。ここでちょっと「やる気」を見せておくのも一つかもしれません笑。
弊学の入試は、11月ころと2月ですが、私は2月に受けることを決意。
そうと決まったら「研究計画書」ですね。
しかし「研究計画書」の書き方がわからない・・・。
DMM英会話、その後
DMM英会話を始めて2ヶ月。
上達しているのか、していないのかはさておき。
DMM英会話というスカイプ英会話に対する雑感。
私個人の意見であり、私の英語はおそらく中学生レベルだということを念頭に読んでいただきたい。
◎講師
私(女です)はフィリピン人の女性に限定している。
女性限定にしているのは、自宅で行うことも多いので、Skype とはいえ、男性に室内を見せたくないということ。わざわざ異性にする必要性を感じられないこと。そして、最大の理由は、女性の声の方が聞き取りやすいと言われていること。
フィリピン人を指定しているのは、それほど深い意味はなく、時差の関係から私が受講する早朝〜午前中は、フィリピン人講師が多い、というだけの理由です。
講師の質に関しては、正直わかりません。私のレベルが低すぎて。初心者は気にする必要はないと思います。
◎Skype英会話という制度
私は気に入ってます。まず、マンツーマンクラスというのがいいです。英語では"one on one"というらしいですが。
間違えても、しゃべれなくても、発音できなくても、何回聞いても、恥ずかしくない!迷惑をかけない!海の向こうにいる先生しか見てない!
これ、初心者にとっては有難い話じゃないでしょうか。
◎相手が日本語を全く話せないということ
これ、最初は心配したのですが、なんとかなります。というか、全く問題ありません。
初心者の私は「会話」というDMMの教材を使ってレッスンを受けていますが、そのテキストには日本語も書いてあるし、先生の言ってることが聞き取れなかったら、"chat BOX"とか"write down please"とか言えば、書いてくれます。書いてもらってもわからなかったら、コピペしてgoogle翻訳さんに翻訳してもらえばOK!
ここは心配する必要ありません。
◎講師を選ぶコツ
DMM英会話は、予約時に自分で講師を選択することができます。
その際参考にするのは、写真と、プロフと、受講生の評価コメント。
☆で評価ポイントも表示されています。
私の感覚ですが、5段階評価で☆4.9以上の講師なら多分問題ないです。
それでイマイチだと思ったら、相性の問題でしょうね。
というわけで、上達しているか否かは置いとき、DMM英会話は楽しいです。
英語は本当に苦手で、一生"Japanese only!"で生きていこうと思っていましたが、始めてよかったと思います。
1ヶ月5500円だし(3月から5980円になるらしいけど)、迷ってる人とか、地道な英語の勉強が苦手な方は始めてみたらどうでしょうか。
「DMM英会話」をやってみた
人生において諦めていたことの一つ。
「英語」
が、最近は外国人観光客多いし、大学にも外国人(講師?)多いし、簡単な日常会話くらいできたほうが楽しそうなので、英会話を習ってみることにした。
選んだのは「DMM英会話」
選んだり理由は、院の友達が勧めてくれたことと、安かったこと。
一番安いコースは、1日25分×1回、1か月5500円。
毎日頑張れば、1回183円!
駅前留学より相当安い!(古い?)
ここで心配になるのは「そんなに安価で先生大丈夫?」ってこと。
そこでフィリピンの収入を調べてみた。
フィリピン人の平均年収は、日本円で約48万円。
月給にすると約4万円、日給にすると約1800円、時給にすると約220円ほど。
これ、あくまでも平均なので、若い方や女性はもっと低いのかもしれない。
DMMから先生に1レッスン、私が払ってる受講料の半分を渡しても、25分で90円ほど。
時給換算すれば、約180円くらいになる。
レッスン後にメッセージくれたりするので、実際はもっと時間をとられているとは思うけど。
そう考えると、フィリピンの方にとって、それほど悪い仕事ではないのですね。
安心しました。
レッスン内容については、また次の機会に!
大学の無償化は必要か?
政府は、住民税非課税世帯について、大学の無償化を検討しているらしい。
高等教育では、住民税の非課税世帯の学生を対象に、国立大学の授業料を原則無料にする。授業料が高い私立大学では、国立大と授業料の平均額を比べ、その差の半分ほどを国立大の免除額に上乗せする方針だ。
「貧乏人は大学行くな」とは全く思っていない。
それを大前提に、私は大学の無償化は大反対だ。
そもそも、この国のどこにそんなお金がある?
高校を卒業する年齢の18歳までは、自力で稼ぐのは大変だ。だから、高校の無償化は大賛成だった。
でも、高校さえ卒業すれば、自分で働いて稼ぐことは可能だ。
たまに「お金がないから大学行けなかった」という人がいるけど、親族の生活を支援をしている人を除いて、そんなことはただの言い訳だ。
お金がなくても大学にはいける。
大学生は働くことが許されている。
昼間働いて、夜学校にいけばいい。
昼間働いて、通信教育をうければいい。
夜学だって、通信制だって、卒業すれば立派な学士だ。
本当に勉強したい人、いや、学歴が欲しい人でもいい。
本気なら「自分で勝ち取れ」といいたい。
「うちは貧乏だから」は言い訳である。
登場人物にまったく共感できなくても面白い小説
【白いしるし】西加奈子著
歪んだ恋愛物語(私が勝手に命名)。
許されない相手と恋愛関係になる間宮。
失恋して仕事をやめ引きこもり激やせする夏目。
自分のことを愛していない男に泣いてすがる塚本さん。
突然理由も言わずいなくなった恋人を待ち続ける瀬田。
誰にも共感できない。上から「共感できない順」。
具体的にどこが共感できないって…。
間宮は…、人道的にありえないかな、その人との恋愛は。
夏目は、失恋して仕事辞めるとかありえない。中学生高校生なら学校休んでもしかたないと思うけど。若いころは、失恋すると世界が止まるからね笑。
そもそも、大人になってから「この人しかありえない」という感情は薄れてくると思う。何度も失恋を繰り返している夏目なら、なおさら。
その人を失って辛い思いはするけど、次の恋もちゃんと訪れているのだから。
もう30過ぎてるんだから、学習しろよ、夏目!
塚本さんは、自分を愛していない相手に「1年に一度でもいいから会って」とすがるところ。相思相愛ならそれでもいい。けど、気持ちがない相手と1年に一度会ってどうする?「捨てられる」と思った瞬間の一時の感情だったかもしれないけど、う~ん、私にはない感情かな。
瀬田。愛する彼女を待つのはいいけど、待ち方が異常。ちょっとホラーですね。
というように、登場人物の誰にも共感できなかったのですが、共感できなくとも楽しめました。多分、登場人物が自分の言動に責任を持っているからでしょうね。最悪の事態になっても人のせいにしない。四人の共通点。そこが読んでいて気持ちよかったです。